時を超えて、今ここに。
あなたの前にあるこの一枚の板が、ただの「木」ではないことを、きっと感じていただけるはずです。
この杉は、和歌山県に位置する霊峰・高野山の地で育まれたもの。
弘法大師・空海によって開かれたこの山は、千年以上の歴史を持つ修行の地であり、今なお多くの僧侶や参拝者が祈りを捧げる、日本仏教の聖地です。
その神聖な空気に包まれ、澄んだ水と静かな風の中で、数百年という歳月をかけてゆっくりと成長した杉。
我々が手にしたのは、まさにその「一本」から切り出された、2100mm × 990mm の堂々たる一枚板です。
杉の魅力は、見た目だけじゃない。
杉と聞くと、軽くて柔らかい木というイメージを持つ方も多いかもしれません。
確かに広葉樹のような重厚さはありませんが、だからこそ杉には杉の「粋」があります。
まず、その木目。
この板に刻まれた年輪は、ゆったりと穏やかで、どこか静寂を湛えた表情をしています。
これは高地でゆっくりと育った杉ならではの特徴で、目が細かく均一で、経年による美しい飴色の変化も楽しめます。
そして香り。
杉の木が放つやわらかな芳香は、空間全体に心地よい落ち着きを与えてくれます。
昔から神社仏閣に使われてきたのも、この香りと清らかな雰囲気ゆえかもしれません。
どんな空間にも映える「特別な存在感」
この一枚板、サイズは2100×990mmと、広々とした天板に理想的なサイズ感。
ダイニングテーブル、カウンター、店舗什器、あるいはベンチや看板など、活かし方はアイデア次第です。
特にダイニングテーブルとして使えば、家族が集まる空間に物語が宿ります。
ただの家具ではない、「語れる」家具です。
人が集まる場所の中心に、悠久の時を生きた木があるというだけで、その空間に自然と温度が生まれます。
空海も、どこかで見ていたかもしれない。
この杉は、空海が開いた道の近くで育ってきました。
もしかしたら彼が修行の帰りに一息ついた木陰、祈りを捧げたその根元に、この木の祖先が立っていたのかもしれません。
我々が今手にするこの一枚板は、ただの素材ではありません。
歴史と信仰、そして自然が織りなした「証」であり、「贈り物」なのです。
数に限りあり。出会えた方は、ぜひ大切に。
今回ご紹介するこの板は、まさに一点物。
同じサイズ、同じ木目、同じ香りを持つ板は二度と手に入りません。
使う人によって、完成する形が変わる。
だからこそ、出会いの瞬間を大切にしていただきたい。
「これだ」と感じた方に、この板が渡ることを願っています。
ご希望があれば、加工や脚の製作も承ります。
木材の持つ力を最大限に活かすお手伝い、させてください。
お問い合わせ・現物確認はお気軽にどうぞ。
かんなびホーム
住所:京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字外ヶ谷53
電話番号:080-1465-0456
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